iPhone X の音質は高性能だがまだまだ伸びしろ有り

iPhone Xのおさらい

iPhone Xを利用していますがフルスクリーン、ガラスボディ、Face IDなど今までのiPhoneに比べると革新的で魅力的です。一方今までのiPhoneユーザーからするとiPhone8の方が使いやすいのではないかとも考えてしまいます。

仕様の変化に関しては使っているうちに慣れてくるのでそこまで気にしませんが、オーディオに関してはやはり以前より良くなっていることを期待してしまいます。

特に10万越えのハイエンドモデルとなるiPhone Xだと余計に期待してしまうのが本音です。結論から言うとオーディオ関連は良くなりました。しかしiPhone Xの見た目や仕様程大きな進歩はありません。

まず知っての通りヘッドフォンジャックはありません。おそらくアップルは今後ヘッドフォンージャック付きのを作る気がありません。なので自分の好きなイヤホンやヘッドフォンを楽しみたいのであればヘッドフォンージャックアダプターを買うしかありません。

Lightning Cableから聞こえる音質は正直そこまで良くありません。電話を聞き取るには丁度いいですが音楽を楽しむのには不向きです。

今の所Lightning Cableに対応していながらも満足できるクオリティーの音質を実現しているのはAUDEZ’E iSINE 10ぐらいです。しかし5万ぐらいするのがネックです。

Bluetoothの接続

またBluetoothタイプに関してはAndroidの一部機種がaptXに対応しているのに対しApple製品はaptXに対応していないのでBluetoothで高音質を楽しむのも難しいです。

iPhoneXがオーディオにそこまで力を注げなかった理由はスクリーンやボディは勿論のことW1チップによるものも大きいです。

W1チップにすることでバッテリーの持ち時間、処理能力、Bluetoothとの接続を向上させました。これには裏があります。

Bluetoothの接続を良くすることでBeatsのBluetoothヘッドフォン・イヤホンを使っても電池消費が少なくりします。そしてBeatsはAppleの傘下です。

つまりW1チップによりBeatsの売り上げを伸ばすというシナジー効果を期待したわけです。実際最近のアップルの決算などから経営戦略としてシェアの拡大よりも営業利益率の向上が優先されていることが伺えます。

今後オーディオメーカーがiPhone向けのケーブル式イヤホン・ヘッドフォン、あるいはBluetoothイヤホン・ヘッドフォンの開発に力を入れることを願うしかありません。

もしも来年、再来年あたりにiPhoneXSやXIを発売するのであればヘッドフォンジャックは諦めますがaptX対応ぐらいはしてくれてもよいのではないのでしょうか。そうすればBluetoothタイプのオーディオ機器も視野に入るようになります。

音質は若干向上

決して退化したというわけではありません。スピーカーの音質は若干向上していますし何よりもスピーカーの音量は他のiPhoneに比べ大きいです。

友達と一緒にビデオを見たりするのであればとても便利な機能です。音質に関してもiPhoneは手を抜いているというわけではありません。

ハイレゾには対応していませんが、iPhone7からはFLACにも対応するようになりました。そもそもハイレゾ自体殆どの人間の耳には聞こえない音域が含まれているのでどれほど良いのかについては少し懐疑的です。

今後音質の向上に力を入れることは間違いありませんが、iPhone本体の中では最大優先事項とは言えません。どちらかというとBeatsの音質向上やオーディオメーカーを買収するなどしてイヤホン・ヘッドフォンの高品質化という形で音質の向上を実現するのではないか予想しています。

iPhoneのオーディオに関して一番進歩した部分は通話機能だと思います。iPhone 8・8 Plus、XはEVS(VoLTE(HD+)に対応するように成りました。

それによりVoLTEで使用される音声コーデックAMR-WB (G.722.2)の周波数帯域50Hz〜7kHzに対し周波数帯域50Hz〜14.4kHzを使用することでより高い音の周波数を伝送することが出来ます。なのでより肉声に近い声で音を聞くことが出来ます。

特にスカイプやFaceTimeを使っていると良くなったなと思うことがあります。以前はiPhone7を使っていましたが、iPhone7の内臓スピーカーでテレビ電話をしていると若干違和感がありました。

知っている人と顔を見ながら話しているのに口から少しいつもと違う音が聞こえると不自然な感じがしてあまり好きではありませんでした。しかしiPhone Xだとその違和感が少し緩和されたように感じます。

家で過ごしている時に電話する際、スピーカーホンで話すことが多いです。iPhoneを机などに置きながらリラックスして勉強、筋トレ、映画鑑賞など他のことにも集中できるからです。

しかしテレビを見ている途中などだと相手の声が小さくて聞き取りにくいことがあります。しかしiPhone Xのスピーカーの音は以前よりもパワフルで大きくてよりクリアなので聞き取りやすいです。

総合的にiPhone Xのオーディオは悪くありませんが100点満点とは言えません。電話機能の音は結構よくなりましたが、音楽鑑賞の部分に関してはまだまだ課題があります。是非とも次のiPhoneに期待したいです。総合的にiPhone Xは10万越えでも十分欲しいと思えるスマホですが、まだまだ伸びしろは有るのでアップルには頑張って頂きたいです。